PLUTO浦沢直樹

8
掲載誌
ビッグコミックオリジナル
連載期間
2003年~2009年
出版社
小学館
ジャンル
ミステリー・サスペンス
巻数
1~10巻完結
この漫画の名言数 2
pluto

この漫画の名言一覧

  • PLUTO・浦沢直樹
    私が一番恐れていたのは
    憎しみを持ってしまった自分自身なんです。

    byケジビド/PLUTO第5巻より引用

  • PLUTO・浦沢直樹
    科学省はロボットを兵器として作ってるんじゃない!!

    byお茶の水博士/PLUTO第4巻より引用

この漫画のココが面白い!レビューと豆知識

傑作マンガの現代版リメイクとして話題に


「MONSTER」や「20世紀少年」などで大人向けコミックの傑作を
多数手掛けている浦沢直樹によるマンガ。
本作は手塚治虫の伝説的なマンガ「鉄腕アトム」における屈指の名作エピソード
「世界最大のロボット」をモチーフとして作られています。

内容などはほぼ浦沢直樹のオリジナル要素で固められており、
設定や世界観などの練り込みも充実。

もはや別作品と言っても過言ではないほどの設定変更が施され、
ストーリーもまた原作をさらに深めた重厚なものとなっています。

作者ならではとなる圧倒的な画力で、謎のロボットである
プルートゥやロボットの存在に対する言及などの社会性の強い物語が展開されていくので、
大人のファンが非常に多い作品ですね。

様々な視点から語られる物語


本作では主人公格のキャラクターとして、世界最高水準のロボットである
ゲジヒトとアトムが据えられます。
が、全体的に様々なキャラクターの視点から物語の核心が描かれていくのです。

本作で特に印象的なのは、アトムが一度殺された後、復活のために必要な要素が明らかになるシーン。
人間の本質的な部分を貫く演出がなされており、思わず息をのむほどのすごみがありました。

戦争やその戦争がもたらした数々の悲劇も描かれており、
それらが次第に集約してひとつの憎悪へと通じていくその作品構成もまた素晴らしいですね。

ロボットの視点、そして人間の視点から語られる憎しみへの言及は必見です。

7体のロボットとプルートゥ


原作と同様、本作では世界最高水準のロボット7体とプルートゥの戦いが描かれます。
単純なバトルというわけではなく、推理物としての要素やサスペンス的な要素も絡み合っており、
重厚なストーリーを楽しむことができますよ。

主要キャラクターであるゲジヒトによって次第に明らかにされていく謎と、彼の運命にも注目です。
ゲジヒトやその妻が見せる挙動はまさに人間の感情とも言えるものとなっており、
ロボットもまた人間のような魂を持つ可能性を示唆しています。

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