ヒトヒトリフタリ髙橋ツトム

8
掲載誌
週刊ヤングジャンプ
連載期間
2011年~2013年
出版社
集英社
ジャンル
人間ドラマ
巻数
1~10巻完結
この漫画の名言数 7
ヒトヒトリフタリ

この漫画の名言一覧

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    脱原発!20年以内にすべての原発を廃止にもっていきます

    by春日総一郎/ヒトヒトリフタリ第3巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    基本 モテない政治バカは人の心の掴み方なんてわからねェんだ

    by泉美純/ヒトヒトリフタリ第2巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    この現世で「愛」ってモノがどれだけ
    ウソに満ちてるか教えてあげたいんだ

    by久保光司/ヒトヒトリフタリ第3巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    本気で命を懸けるってことを見せてやる

    by春日総一郎/ヒトヒトリフタリ第4巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    総理の息子だから特別なんじゃない
    苦難があれば心配なのは国民の皆さんと一緒です

    by春日総一郎/ヒトヒトリフタリ第3巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    現世で起こる事はほぼ間に合わない事だらけだからね

    by久保光司/ヒトヒトリフタリ第2巻より引用

  • ヒトヒトリフタリ・髙橋ツトム
    オレはこの国を良くしたくて政治家になったんだ

    by春日総一郎/ヒトヒトリフタリ第1巻より引用

この漫画のココが面白い!レビューと豆知識

守護霊×リアル社会問題をテーマにし注目された漫画!


『スカイハイ』や『士道』などの人気作品を送り出してきた高橋ツトムによる作品。
主人公のリヨンは守護霊。彼女が憑くことになったのは、
なんと一国を背負う総理大臣だったのです。

本作最大の特徴は、なんといってもリアルな社会問題に
まっすぐ向き合った壮絶なストーリー。

ストーリーは3.11の大地震、そしてその後の福島原発問題が克明に描かれていきます。
守護霊となったリヨンによって余命を知ることになる日本内閣総理大臣、春日。

ただ漫然と業務をこなすだけであった彼が、自身の命の限界を知ったことで
様々なしがらみを振り切り、ひとりの人間として国家、そして国民のために
様々な困難に挑んでいく様子は感動さえ覚えます。

非常にきわどい社会問題を扱った作品ですが、
だからこそ多くの人に愛され注目される作品と言えるでしょう。

福島原発問題への言及は一見の価値あり!


本作では、なんとタブー視されているかのような福島原発への徹底した言及と、
それによる現体制への批判を繰り広げています。

春日総理はこの福島原発のリスクと原発依存からの脱却を明言し、
そのために自らの寿命を縮めてまで国民に強く訴えかけ、
負の感情が渦巻く国会の中でも戦い抜いていきます。

この姿には、読者の多くが「本当にこんな総理大臣がいたらよかったのに」
と思わされたことでしょう。
原発による利権を得ている人々や、原発の必要性を説く人々なども描かれており、
現在日本が陥っている原発を巡る議論を集約したかのようなストーリーも必見です。

人間の心の闇と光がおりなす強いコントラスト!


本作ではそういった原発問題に対する言及のほかに、
久保という人間の悪意を集約したかのようなキャラクターが登場します。

人間の持つ意志の強さややさしさなど、「光」の部分を体現するリヨンに対して
敵意をぶつけていく久保の「闇」が対比して描かれており、
人間ドラマとしても非常に奥深い作品となっています。

それぞれのキャラクターの人生が想いが丁寧かつ大胆に描かれている点も
魅力のひとつです。

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